アニマ総論 / Xenosaga
アニマの構造 5%
アニマは作中では人の姿を取り、キャラクタープレイヤーの一人「ケイオス」として登場する。このアニマは三つの要素から構成されている。
1. 虚数領域(集合的無意識)のアニマの意識・心
2. 実数領域の虚像(他人から「ケイオス」と定義されている姿、実在しない)
3. アニマの能力と力(ただし力は分断中のため、作中ではほぼ失われている)←これが本体
アニマだけでなく、アニムスと宇宙保護システムも同様の構造をしている(下位領域の一般的な存在は、1の意識と2の肉体(物質)のみで成り立っている)。
1の意識と3の能力・力はほぼ不可分で同一のものだが、アニマの分断やアニムスの力のネピリムへの譲渡のように、分離しようと思えば分離できる。作中では、アニマの分断はAD40年頃に行われたとされている。
アニマが持つ三つの機能 40%
アニマの本体=アニマの能力と力(3)について解説する。
アニマの存在意義は宇宙集合体の保護である。通常時はエラー報告システムとして機能するが、最も重要なのは次元宇宙の消去機能である。次元宇宙の消去は作中でフェイルセイフと呼ばれており、宇宙集合体を守るために行われる。
アニマは宇宙集合体を守るため、三つの機能を有している。
A. エラー通知
B. フェイルセイフ実行
C. エントロピー増大=すべてを散逸させる
A. エラー通知
通常時のアニマは、下位領域でトラブルが発生した際、「トラブルを起こした張本人の意志の伝達」という形で上位領域の監視者にエラー発生を通知する。過剰な観測行為を抑制するため、アニマの裁量で伝達する意志を選別してから通知する。
B. フェイルセイフ実行(いちばん重要)
下位領域宇宙の崩壊が決定的となった場合、すなわち宇宙が自然崩壊を迎えそうになったり、崩壊レベルの観測行為を招くほどの重大なエラーが発生した場合は、他人の意志を伝達するのではなく、アニマ自らが崩壊確定のサインを送る。
サインを受け取った監視者は、アニマにフェイルセイフ実行の指示を出す。アニマはそれに従って、アニムスと共に下位領域を自分たちごと消去する。アニムスが介在する理由は、秩序に基づいて宇宙を消去しなければならないからである。
C. エントロピー増大
アニマは下位領域宇宙のすべての事象のエントロピーを増大させる力(整理整頓されたものを散らかす力)を持つ。公式攻略本では「すべてを混沌へと溶かし込む力」と解説しているが、Ep.1でケイオスがグノーシスを素手で消滅させた場面やエルザが大気圏に突入した場面、エーテル能力と攻撃全般がこれに該当する。
エラー通知(A)には一部アニマの意志(1)が関与する。過剰な観測行為を避けるため、あまり重要でなさそうな意志はアニマの裁量でシャットアウトするのだ。
これに対し、崩壊確定サインの伝達やフェイルセイフ実行(B)は全自動で行われる。フェイルセイフは確実に実行しないと宇宙集合体に悪影響を及ぼすため、意志という不確定要素を完全に排除した状態で遂行されるのである。
エントロピー増大(C)はさほど下位領域や宇宙集合体に影響を与えないので、すべてアニマの意志(1)だけで行う。これはアニマが任務(AとB)を円滑に遂行できるよう付与された力ともいえる。
作中ではアニマの能力と力、つまり先に述べた3は12器のアニマの器として分断されているため、フェイルセイフ(B)は行えない。またアニマの意識を欠く器は、エラー通知(A)における通知の選別が行われないため、全自動ですべての意志を伝達する。器(3)にはアニマの意志(1)がないため、エントロピー増大(C)も当然だが行えない。
また、上位領域への伝達(A〜C)は基本監視者に対して行われるが、なんらかの理由で監視者(部下)に伝達できなかった場合は創造者(上司)へと伝達され、創造者が監視者の役目を代行する。
アニマのお仕事(まとめ)
A. エラー通知(手動+自動)
B. フェイルセイフ実行(自動)
C. エントロピー増大=すべてを散逸させる(手動)
アニマの能力と力 40%
A〜Cそれぞれについて、実際どのようにエネルギーが行使されるのかを解説する。
A. エラー通知(フィルタリング機能付きヒヤリハット事例自動報告装置)
1. アニマ以外の他者が意志を持つ(意志の発信者)
2. 意志をアニマが選別し、上位領域にトラブル発生の形で意志を伝達する
3. 伝達を受けた上位領域の監視者が観測を開始
4. ゾハルを経由して観測用波動(エネルギー)が集合的無意識に放たれる
5. 波動が意志を持った当人の意識に到達、観測開始。
6. 意志を持った当人が自分に届いたエネルギーを、意志に沿う形で行使する(後述)。
観測の規模、つまり監視者が伝達された意志にどれだけ興味を示すかによるが、4の時点で観測に巻き込まれた意識が散逸または消滅する可能性がある。また観測用波動はアニマには届かないので、アニマ自身がこのエネルギーを行使することはできない。
アニマは他者が持った意志が、どれだけ集合的無意識の崩壊に関与するかによって、伝達する意志を選別する。 拒絶や恐怖、否定といった、意識の自発的散逸に結びつくような意志(観測が行われなくても意識の散逸を招くような意志)を優先的に伝達し、どうでもいいような意志は伝達しない。これは過剰な観測行為を防ぐためである。
B. フェイルセイフ実行(ビルメンテナンス兼ビル解体業者)
1. 集合的無意識が限界近くまで崩壊する。またはアニマ以外の他者が、
アニマが
「この意志を伝達したら間違いなく宇宙崩壊規模の観測が行われる」と判断するくらい
強烈な意志を持つ。
2. アニマが上位領域にフェイルセイフを要請する(他者の意志の伝達は行われない)
3. 要請を受けた上位領域の監視者がフェイルセイフ用エネルギーの供給を開始
4. ゾハルを経由してフェイルセイフ用エネルギーが集合的無意識に放たれる
5. エネルギーがアニマの本体(集合的無意識に存在している)に到達
6. アニマが自分に届いたエネルギーを用いてアニムスと共にフェイルセイフを実行する
フェイルセイフでは観測は行われない。上位領域から供給されるのは観測用波動ではなく、フェイルセイフ専用のエネルギーである。また、もしフェイルセイフ実行にアニムスが関与しなかった場合は「宇宙の秩序立った消去」でなく「宇宙の崩壊」が起きる。
C. エントロピー増大(上位領域の監視者に稟議書を提出)
1. アニマ自身が意志を持つ(仲間を癒したい、敵を攻撃したいetc)
2. アニマが自分の意志を上位領域に伝達する
3. 伝達を受けた上位領域の監視者がアニマ用エネルギーを供給
4. ゾハルを経由してアニマ用エネルギーが集合的無意識に放たれる
5. エネルギーがアニマの本体(集合的無意識に存在している)に到達
6. アニマが自分に届いたエネルギーを意志に沿う形で行使する
(対象のエントロピーを増大させる)。
作中でケイオスが散々力を行使してもグノーシス現象は見られなかったので、アニマが行使する上位領域のエネルギーはアニマ専用のエネルギーであり、観測用波動とは別物であると推察できる。
上で述べたA〜Cは、すべて力(power)ではなく能力(ability)である。これらはアニマ自身が持つ力ではなく、上位領域がアニマのために供給した力であり、アニマはそれを行使しているだけだからだ。(Aは発信者に利用してもらうためではなく、観測のために波動を発している)
また、Aで流入した力はケイオス以外の人間しか利用できないのに対し(後述するアニマ反応者)、BとCで流入した力はケイオスしか利用できない。このことから、アニマの力(実際は能力)といえるのはBとCのみだといえる。
BとCは機序がほとんど同じことから、おそらく供給されるエネルギーも同じであると考えられる。つまりどちらもエントロピーを増大させるエネルギーであり、Bの超弱小版がCといえる。
アニマ専用エネルギー(エントロピー増大エネルギー)をそのまま用いると宇宙が崩壊し、アニムスと共同運用すれば宇宙が消去される。また超弱小版として用いると限定的な崩壊現象=エントロピー増大が発生する。
作中でアニマは分断されているためケイオスはAとBを失っており、Aは分断されたアニマ、いわゆるアニマの器に引き継がれている。Cはアニマが分断された状態でも行使しているが、本来は宇宙崩壊規模の力であったことを考えると、ほとんど残りカスのようなレベルである。
アニマの対であるアニムスも、A〜Cと同じような能力を有している。これは仮定に過ぎないが、アニマとアニムスが行使できるエネルギー、つまりここでアニマ専用エネルギーと記載しているものとアニムス専用のエネルギーは同じものであり、アニマとアニムスはこのエネルギーをそれぞれ「エントロピー増大」と「エントロピー減少」の力に変換して行使しているのかもしれない。(この仮説についての考察)
アニマの力 80%
「アニマ自身が行使できる力」という意味では、B(フェイルセイフ)とC(エントロピー増大)がアニマの力である。BとCどちらもアニマ専用のエネルギーであり、Bは宇宙を崩壊させる(アニムス不在の場合)=宇宙を散逸させる力、Cはすべての事象のエントロピーを増大させる=すべてを散逸させる力である。そのため、アニマの力は「散逸の力」とも称される。Aの意志伝達能力も結果的に意識の散逸を招くので、これも散逸の力といえるが、「アニマ自身が行使できる力」という意味では、Aは厳密にはアニマの力ではない。Aで得られる力は意志の発信者しか行使できないからである。
A〜Cはすべてゾハルの起動を伴うので、アニマの力とはゾハルを起動させる(観測行為を誘発したり、アニマ専用エネルギーを流入させる)力であるといえる。
アニマの力の使用例 10%
劇中には、Cの能力を行使していると思われる場面がいくつか登場する。
ex.1 Ep.Iでケイオスが素手でグノーシスを消滅させた場面
散逸する意識=グノーシスを更に散逸させ、意識そのものを消滅させた。
ex.2 Ep.1のラストで大気圏に突入したエルザをアニムス=KOS-MOSと共に守る場面
アニマは大気との摩擦熱を他のエネルギーへと変換する(散逸させる)ことでエントロピーを増大させ、エルザとKOS-MOSを保護した(アニムスは増大するエルザのエントロピーを減少させることでエルザを保護した)。(この解釈はかなり素人によるこじつけ感が強いのであまり突っ込まないで下さい)
純粋な意味でのエーテル 90%
製作スタッフの話では「純粋な意味でエーテルを使っているのはケイオスのみで、他のキャラクターのエーテルはナノマシンを使った「見掛けがエーテルに似ている」技にすぎない」ということである(Ep1.の攻略本)。
「純粋な意味でのエーテル」とはどういう意味だろうか。
たとえば前作ゼノギアスにおけるエーテルとは、アニムスの素質を持ったニュータイプのヒトが、ゾハルに直接エネルギーを要求し、ゾハルに閉じこめられた上位領域の波動存在から供給されたエネルギーを行使したものだった。ゼノギアスとゼノサーガが非常に近い世界観を持っていることを考えると、ケイオスは自ら上位領域の監視者ウ・ドゥにエネルギー要求の意志を伝達し、ゾハルを通じて供給されたエネルギーを用いてC(とB)の能力を発揮するのだと思われる。
アニマの器 45%
アニマの器とは、上で述べた「アニマを構成する三つの要素」のうち、3の「アニマの能力と力」を12分割したものである。分割されているので本来の機能は果たせなくなっており、器が有しているのはAのエラー通知機能だけである。
また、本来アニマはシステム(アニマの能力と力)とそれを操作するエンジニア(ケイオスの意識)から成り立っている。つまりもともとシステムとエンジニアの両者で運用する前提で作られたものを、作中では6000年近くもシステム単体で運用していたことになる。しかもひとつのサーバで動かすべきシステムを、設計者(上位領域の創造者)に断りなく12のサーバに分けてしまっていた。
エンジニアとシステムを引き離し、しかも独断でサーバを分割したのは、もうひとつのシステム「アニムス」のエンジニア、マリアだった。
マリアにとって、アニマは専門外のシステムである。門外漢が設計者の関与なしにシステムをいじった結果、器となったアニマは動作不良に陥った。
すなわちアニマの器ではBのフェイルセイフが実行できなくなり、アニマのエンジニアだけが権限を持つCのエントロピー増大機能も使えなくなった。Aのエラー通知も、本来ならエンジニアが通知内容を選別したうえで送信していたものが、すべてのエラーを無制限に全自動で送信するようになってしまった。そしてさらには、アニムスまで動作不良を起こしてしまった。アニムスはアニマと連動して機能するよう設計されていたため、アニマの動作不良のあおりを食らったのである。
アニマの覚醒 / Xenosaga
概要 15%
アニマの役目は、トラブルを起こした張本人の意志や崩壊確定のサインを、上位領域の監視者にほぼ自動的に伝達することである(AとB)。また上位領域から指示を受け、フェイルセイフを実行する役割も持つ(B)。ときには自らの意志(エネルギーくれ)を上位領域の監視者に伝達することもある(C)。この伝達やフェイルセイフの実行に必要なのが「アニマの覚醒」である。
アニマはそのままでは意志の伝達を行えない。意志を伝達するには、アニマ以外の他者の「意志」による「アニマの覚醒」が必要なのだ。これはアニマを分断した「アニマの器」にも共通している。
固有波動からレメゲトンへ 40%
誰もがアニマを覚醒させられる訳ではなく、それができるのは相当強い意志を持つ者に限られる。該当する能力を持った人間を「アニマ反応者」「能動的にアニマにアクセスできる者」「アニマと共鳴する者」等と呼ぶ。
反応者の意志がアニマに伝えられると、アニマは覚醒し、固有波動を発生できるようになる。この波動がゾハルを介し(まだ起動していない)、反応者の意志を上位領域に伝達する。作中では、初めてアニマが覚醒したのは古代ロストエルサレムの時代(AD30年頃)とされている。つまり下位領域の観測は、この時代に初めて行われた。
アニマ(ケイオス)は覚醒後の固有波動の発生を自らの意志でコントロールできるが(AとC)、分断された器は意志(ケイオスの意志)を持たないため、アニマ反応者の意志を感知するたび自動的に固有波動を発生させる(A)。崩壊確定のサインの伝達にも固有波動が使われるが(B)、このときアニマの意志は関与せず、崩壊確定の条件が満たされさえすれば、自動で固有波動が発生する。
A〜Cで発生する固有波動はすべて異なる。どの固有波動が届いたかにより、上位領域の監視者の対応も変わる。
作中では、覚醒したアニマによる固有波動の発生は、ケイオスが声に出して祈るという形で表現される(エーテル詠唱時や必殺技使用時等)。またこの波動は虚数領域に向けて発せられるが、一部は実数領域にも伝播する。だが固有波動のほとんどは人間には聞こえないため、実数領域に伝播した波動のうち、人間が「ケイオスの祈りの言葉」として聞き取れるのは、その更に一部となる。
この大部分をそぎ落とされた「人に聞こえる固有波動」を書物化したものが、古代ロストエルサレム時代に作製されたレメゲトン、すなわち「神の言葉」や「救世主の言葉」と呼ばれる古文書である。これを詠唱すれば、ごく一部ではあるがアニマの固有波動を再現できるのだ。
また、21世紀に開発されたレメゲトンプログラムは、これらの古文書を解析したものに手を加えて作製された。レメゲトンプログラムがグノーシス現象や事象変移を引き起こしたのは、プログラムの実行で発生した劣化版固有波動が実行した本人の意志を上位領域に伝達し、その意志が運悪く監視者の興味を惹いてしまい、ある程度の規模の観測行為を誘発したためである。
アニマの完全覚醒 15%
アニマの覚醒はオンオフではなく、非覚醒の状態から徐々に完全覚醒へと至っていく。意志を伝える能力が強ければ覚醒が一気に進み、弱いとほんのちょっとしか覚醒は進まない。Ep.3でアニマの覚醒が進むにつれ威力の高いE.S.の必殺技が増えたのは、上級アニマ反応者であるパイロット達が意志をガンガン持ってアニマをガンガン覚醒させ、それに従い観測レベルも上がったため(ウ・ドゥが「さすがにこのままじゃやばいかも」と焦り始めた)、行使できるエネルギーが増えたからである。
強い人:上級アニマ反応者(E.S.パイロット、テスタメント、一部のイエスの使徒等)
弱い人:脳の一部が特殊な構造をしている人
(ミルチアのゾハル起動実験の被験者、セルギウスら一部のゾハルの民等)
アニマが完全覚醒すると、問答無用でフェイルセイフが発動する(B)。アニマの完全覚醒とは、頻回のトラブルにより次元宇宙のエラーが蓄積され、修復不可能なレベルにまで達したことを意味するからである。
物語中では、アニマは古代ロストエルサレム時代に完全覚醒し、いちどはフェイルセイフ発動が決定している。このときはアニマが崩壊確定を上位領域に伝える直前で分断されたため、フェイルセイフを免れた。分断されたアニマの器は非覚醒状態に戻り、フェイルセイフも回避された(だが下位領域が崩壊寸前なのはそのままである。CEOが本気になるのも無理はない)。
逆位相のアニマ 20%
攻略本には「逆位相のアニマ」「収束のアニマ」という言葉が散見されるが、これは本来エントロピーを増大させる能力=散逸の力であるアニマを、覚醒のさせ方によって真逆の力、すなわちアニムスと同じエントロピーを減少させる力=収束の力に変えたものである。
12器のうち最低4器を逆位相のアニマの器として完全覚醒させれば、残りすべての器も逆位相に変換される(すでに散逸のアニマの器として完全覚醒したものも含む)。これらを統合すれば「逆位相のアニマ」となり、アニマは散逸の力ではなく、収束の力として作用するようになる。
本来のアニマとはすべてが逆になるので、Aのエラー通知は行われなくなり、Bのフェイルセイフも発動しなくなり、Cは言葉通り収束の力となる。AとBが具体的にどのような能力に変換されるのかは不明である。
アニマの器を逆位相の状態で完全覚醒させるには、アニマの位相をコントロールする能力を持つ者、すなわちテスタメントが必要となる。彼らは宇宙保護システムヴィルヘルムによって、意識波動を逆転させられた存在である(どのような意味での逆転なのかは不明)。こうした意識が持つ意志でアニマの器を完全覚醒させると、器は逆位相の力を持ち、収束のアニマの器となる。
収束のアニマは、永劫回帰の実行には必要不可欠な因子である。そのためヴィルヘルムは、物語の始まる100年以上前から、カナン(当時はラクティスという個体だった)ら特殊タイプのレアリエンを使って上級アニマ反応者の捜索を行っていた。アニマを完全覚醒させるだけの強い意志を持ち、かつヴィルヘルムと利害関係が一致する者として選ばれたのがテスタメントである。ヴィルヘルムの申し出を受けたのはケビン、バージル、ヴォイジャー、アルベドの4名で、人間だった頃のジギーもヴォイジャーを通じて勧誘されたが、彼は諸事情から辞退している。