グノーシスとの接触 / Xenosaga
グノーシスの成り立ちと特性 30%
人間がグノーシスに遭遇すると、高確率でグノーシスに攻撃される。グノーシスに殴る蹴るの暴行を受けたり噛みつかれたり締め上げられたりといった直接攻撃を受けることで、人間はグノーシスと接触する。
グノーシスとの接触は白化現象やグノーシス現象を招くので、人間としては何としてでも避けたい事態である。だが理不尽なことに、人間側からの攻撃はヒルベルトエフェクトなしにはいっさい通用しない。相手は物理的攻撃をしてくるというのにである。
この矛盾は、グノーシスの成り立ちと特性を理解すればある程度までは説明がつく。
グノーシスの成り立ち:
グノーシスは散逸する意識そのものである。
集合的無意識に存在していたふつうの意識(高度な精神活動を行っている生命体の意識)がなんらかの理由で強い拒絶の意志を持ち、集合的無意識から逸脱したものを、散逸する意識または散逸した意識と呼ぶ。散逸する意識とは拒絶の意志のみを持つ意識波動で、これがゾハルの起動を感知して実数領域へと移動すると、人間の目にグノーシスとして映るようになる。
グノーシスの特性:
グノーシスは、集合的無意識に対する強い拒絶の意志のみを持つ意識波動で構成されている。彼らが感知できるのは集合的無意識と、起動したゾハルが発する観測用波動のふたつだけである(観測用波動を感知しないグノーシスも存在する)。以上の理由から、グノーシスはさほど複雑な行動はとらないしとれない。つまり単純バカなのだ。
人間に対する攻撃性 20%
グノーシスにとって、集合的無意識は自分以外の他者がうごめくこの世の地獄でしかない。そこに存在するものは、すべて彼らの敵なのだ。
単純バカな彼らは、敵の回避といった高度な戦略を思い付けない。だから集合的無意識と表裏一体で繋がっている人間が目の前に現れれば、とにかく攻撃して叩き潰す。集合的無意識にある人間の意識に自分たちの存在を認識されると、否応なしに集合的無意識と関わりを持たされるからだ(DV夫から必死で逃げた妻が、事情を知らない第三者に復縁を勧められるようなもん)。そのためほぼすべてのグノーシスは、人間に対し攻撃性を有するのである。
だがグノーシスは人間を叩き潰しはしたいが、嫌いで嫌いでたまらない集合的無意識と接触するのは嫌なので、壁を作ってその壁越しに攻撃する(ゴ●●リを叩き潰すのに新聞紙を使うようなもん)。この壁が完璧なら人間もグノーシス化せずに済むのだが、残念なことに彼らは単純バカなので、あまり高度な壁は作れない。そのため壁は穴だらけとなり、そこからグノーシスの意識波動の伝播が起きて人間はグノーシスと接触、白化現象やグノーシス現象に見舞われる。
ちなみにグノーシスの謎ビームや謎弾頭による遠隔攻撃を受けた場合は接触とならず、普通に死ぬ。まさに謎である。
攻撃対象 40%
集合的無意識には、人間の他にも無機物や動植物の意識が存在しているが、グノーシスの主な攻撃対象となるのは人間である。他に高度な精神活動を行っている生命体も攻撃されるが、意識波動が複雑かつ強力であればあるほど攻撃されやすくなる。意識波動が複雑で強いほど、グノーシスはそこに集合的無意識の気配を感じ取り、襲ってくるのだ。
ただ単純バカなので集合的無意識に対する感度はさほど高くなく、一定の距離を保てば気付かれないし、仮死状態に陥っていれば間近にいても攻撃されない。無機物などをスルーするのも彼らが鈍いからである。
グノーシスは他者を拒絶する意識だが、グノーシス同士が近くにいても喧嘩しない。グノーシスは集合的無意識との関わりを完全に断ち切った存在なので、攻撃する理由がないからである。それどころかグノーシス同士でぶつかっても、ぶつかったことにすら気付かない。鈍いから気付かないのではなく、彼らは集合的無意識と観測用波動しか認識できないため、気付けないのだ(ある意味では鈍いといえるかもしれない)。
グノーシス同士がぶつかった場合は、よほど波形が似てないかぎり波動同士が反発し、互いの境界は保持される。反発しあえばお互いスルーで終わり、波長が合えば集合体を形成する。これは人間も同じだが、スルースキルの高さは人間をはるかに上回る。
ヒルベルトエフェクト 45%
ヴェクター版レアリエンを除き、一般的には実数領域の存在がグノーシスに物理的ダメージを与えることは不可能である。まさに幻覚と戦うようなもので、音に向かってパンチを繰り出しても、音自体が消えないのと似ているかもしれない。それを可能にするのが歴史的超大天才ヨアキム発の超技術、ヒルベルトエフェクトである。これでグノーシスを固着すれば、グノーシスを蹴ったり殴ったり斬ったり撃ったりできるようになるのだ。まさに夢の超技術である。
原理は不明だが、おそらくグノーシス同士がぶつかっても弾き合う現象や、グノーシスが人間を直接攻撃するしくみを応用したものと思われる。なんといってもヨアキムは歴史的超大天才なのだ。このくらい理解していて当然であろう。
固着にはグノーシスの含有する実数領域成分、水と塩化ナトリウムを利用する。ちなみにこれらの物質は、白化した人間等に由来していると思われる(参考)。
ベースとなっているのがグノーシス(単純バカ)が作る穴だらけの壁なので、接触による白化現象やグノーシス化は防げない。そのため固着されていても、グノーシスには遠隔攻撃が大原則である。
グノーシスとアニマ反応者 45%
ごく一部の人々は、グノーシスと接触してもグノーシス化を来さない。代表的なのはアニマ反応者のうち、アニマを覚醒させる能力が高い者たち、言うなれば上級アニマ反応者である。
彼らの意識も集合的無意識に存在しているが、その意識波動は超波動で、超強く超特別な超構造をしているため、何者による干渉も受けない。つまり部分的散逸も含め、意識の散逸とは完全に無縁なのである。だから素手で固着グノーシスと格闘してもグノーシス化を起こさないし、観測されても入れ替わり現象を起こさない。たださすがに観測行為は自分よりもはるかに強い波動に曝されるので堪えるらしく、Jr.やヴォイジャーはウ・ドゥに対し恐怖を抱いている。
シオンとネピリムの場合はやや異なる。
シオンはアニムスの力の一部を受け継いでいるため(後述)、彼女の意識はどんなにズタボロになっても決して散逸する意識にはならない(ズタボロ=部分的な散逸や消滅は起こす)。それを抜きにしても、上級アニマ反応者ほどではないが凡人よりもずっと強い意志を持っている。ネピリムも散逸しない意識の持ち主だが、彼女はアニマ反応者ではなく、ゾハルとリンクするため(またマリアを復活させる予備実験のため)アニムスの素質を与えられた特殊な生命体である(後述)。
ケイオスやマリア、KOS-MOS、ヴィルヘルムは上級アニマ反応者以上に別格である。彼らの意識が散逸してしまったら、宇宙集合体や次元宇宙は大変なことになるからである。それ以前に、厳密には意識じゃないかもしれない。
レアリエンとグノーシス / Xenosaga
レアリエンとグノーシスの接触 0%
グノーシスは波動なので、殴る蹴る斬る撃つといった物理的な攻撃が通用しない。ヒルベルトエフェクトを発生させれば、グノーシスを固着して物理的戦闘に持ち込めるが、まだ実用化レベルに達しておらず、現場では絶望的な戦闘を強いられる場合が多々ある。
しかし驚くべきことに、レアリエンだけはヒルベルトエフェクトなしでも、グノーシスと肉弾戦ができる。Ep.1冒頭ヴォークリンデ内の戦闘では、レアリエンがグノーシスにしがみつき、彼らの動きを止めようとしていた(これを肉弾戦といえるかは微妙だが…)。
レアリエンの特殊性 ヴェクターとの関わり 0%
レアリエンは恐怖を感じない。これはレアリエンの意識が、きわめて特殊な環境下で管理されているからである。意識が特殊な環境下にあるためグノーシスと物理的に接触でき、恐怖を感じないので接触しても意識が散逸しない。つまりグノーシス化も起こらないのである。
このような特殊性は、すべてのレアリエンの製造管理をヴェクター一社が掌握することで生まれた。
レアリエンの中枢神経系や人工DNAを製造しているのはヴェクターのみ、しかもすべてのレアリエンの意識はヴェクターが管理する巨大データベースに保存されている。この巨大データベースの存在が、レアリエンの特殊性に大きく関与している。
ちなみにレアリエンの意識の本質は、人間が組んだプログラムである。人間が生み出した意識なので、人間の手で作り替えることができる。
レアリエンの意識 50%
情報や経験等、レアリエンが個別に収集したデータは、すべてリアルタイムにデータベースへとアップロードされ、全レアリエンに同期・共有される。データベースとの同期を拒むレアリエンは存在せず、彼らは個性を保ちつつ、他のレアリエンと無意識レベルで抵抗なく、しかも強力に結びついている。これは完璧に調和の取れた集合的無意識と同じ構図である(崩壊しない人工的な集合的無意識)。
このような状態にあると、孤独という概念からは無縁となる。この世界における恐怖の根源である「孤独」を感じないので*、恐怖そのものも感じにくくなるのだ。最初から恐怖を感じにくい精神構造を持たされているうえ、マインドコントロールでさらに恐怖を抑制しているので、レアリエンは恐怖を感じないのである。
また意識同士が強く結びついているため、肉体の死を迎えても意識はデータベース内に残る。だから理論上は死に対する恐怖も感じない。
*作中では「孤独」がやたらと強調され、この概念が意識の動態を深く決定する因子であることが伺える。喜びも悲しみも恐怖も怒りも、すべて孤独を基準に生まれるらしい。幸せを感じるのは孤独ではないと実感できるから、死を恐れるのは孤独になるのが嫌だから、グノーシスを恐れるのは、孤独をもたらす死を象徴する存在だから、腹が減るのも孤独だから云々、といった具合に、とりあえず色々こじつけることが可能である。突き詰めれば矛盾はいくらでも生じてくるのだが、そのへんはまあゲームなので軽く流して下さい。
このデータベースはU.M.N.同様、虚数領域の最外殻、つまり柔らかい容れ物(虚数領域)と風船(集合的無意識)の間にできた隙間に構築されている。この世界ではデータベースはふつう集合的無意識内に構築するものだが(U.M.N.に構築したつもりでも、実際には集合的無意識に構築されているということ。これは仮想空間も同じである)、ヴィルヘルムのCEO特権でそこに設置したと思われる(理由は不明)。その意味では、波形はまるで異なるが、レアリエンの意識は既に散逸していると見做すこともできる。またレアリエンの意識は、集合的無意識で行われる観測行為の対象外となる。
レアリエンの意識は集合的無意識に存在しないので、単純バカなグノーシスはレアリエンを認識できないし、攻撃もしない。レアリエンが攻撃されるのは、人間と行動を共にして巻き添えを食った場合がほとんどである。
またレアリエンとグノーシスとの接触は、上で述べたグノーシス同士、つまり散逸する意識同士の接触に該当するため、波動が反発し合うだけで終わる。グノーシスはレアリエンがいても素通りし、彼らにしがみつかれても殴られても気付かない。グノーシスに触れたレアリエンも、白化現象やグノーシス現象を起こすことはない。
レアリエンの記憶 15%
居場所が異なるだけで、レアリエンの意識は人間達と同じ波動である。集合的無意識において肉体(物質)を失った意識が再構成されるのと同様、殉職したレアリエンや再調整を受けたレアリエン、またカナンのように再利用されたレアリエンの意識も、データベース内で再構成されている。再構成された意識は新たな個体に移植される場合もあれば、同一個体に再移植される場合もある。
集合体無意識における再構成はすべて自然発生的に起きるが、レアリエンの意識の再構成は人為的に行われる。システムの再フォーマットや暴走レアリエンに施された調整、またレアリエンのマインドコントロールなどが、この人為的再構成にあたる。
なお、各個体の意識波動に刻み込まれた記憶や感情の波形は、人為的再構成を経ても痕跡を残すことがある。作中に登場するカナンは、100年以上前に存在した特殊型レアリエンの基幹システムを再フォーマットして製造されたが、当時の記憶を残していた。
だが記憶の残存はバグの取り残しのようなものなので、通常時は表に出てこない。バグが致命的なものでないかぎり大抵のプログラムはおおむね正常に作動するし、バグの存在に気付かなければ、意図してバグを起こすこともできないからである。
ただ予期せぬ状況下でバグが発生するのと同様、レアリエンに残された記憶もふとしたきっかけで甦ることがある。カナンもヴォイジャー戦において記憶が偶然甦り、ラクティスとして死んでいった。
特殊なレアリエン 80%
原則的に、すべてのレアリエンの意識はヴェクターのデータベースで管理されている。だが特別に調整されたレアリエンの意識は、異なる場所で管理されている。カナンや百式、M.O.M.O.、トランスジェニックタイプなどがそれに当たり、たとえばカナンの意識はヴィルヘルム愛用「混沌と秩序の羅針盤」と直接リンクした特殊な意識、M.O.M.O.にいたっては人間の意識の再利用である。
百式とトランスジェニックタイプ(M.O.M.O.とキルシュヴァッサーも含む)はヨアキムが直接開発していることなどから、一般的なレアリエンとは独立したデータベースを持っている可能性が高い。またどちらもMYでグノーシス化しているので(百式とアルマデル)、彼らのデータベースは集合的無意識に構築されていると考えられる。グノーシス化は意識が散逸したということであり、意識が散逸するには、その意識が集合的無意識に存在していなければならないからである(カナンの意識がどのようなデータベースに存在しているかは不明)。
歴史的超大天才であるヨアキムでさえ、自作データベースを集合的無意識外に構築することはできなかった。つまり虚数領域の最外殻という超マニアックな場所に構築されたネットワーク「U.M.N.」はそれだけ異質な存在であり、またそんな場所に狙ってレアリエンのデータベースを構築できたヴェクター、つまりヴィルヘルムも、異質中の異質な存在ということである(いうまでもないが)。
グノーシスの分類他 / Xenosaga
二種類のグノーシス 80%
グノーシスは人間からすればどれも同じグノーシスだが、自発的に散逸したか強制的に散逸させられたか、第一世代かそれ以降か等、様々な観点から分類することが可能である。またゾハルを目指すものと目指さないもの、ツァラトゥストラやネピリムの歌声装置に吸収されるものとされないものなど、見た目の区別はつかなくとも、特性上の違いを有している。
自発的に散逸した意識とは、自ら散逸を望んだ意識たちのことである。これに対し強制的に散逸させられた意識たちも存在する。ここでは便宜上、前者を自発的散逸グノーシス、後者を強制的散逸グノーシスと呼ぶ。
また、グノーシスは人間との接触や集合体の形成などで世代を重ねていくが、自発的に集合的無意識から散逸した意識や、観測用波動の暴露により強制的に散逸させられた意識をグノーシスの第一世代、グノーシスに接触されて誕生したグノーシス変容体やグノーシスが形成した集合体など、グノーシスが生み出したグノーシスを第二世代以降と区別することもできる。
特性に応じてグノーシスの分類を行う場合は、その特性を決定する因子が重要となる。
特性を決定する因子とは、拒絶の意志をもたらす二種類の恐怖である。ひとつは自発的散逸グノーシスに由来する「他人と深く関わることへの恐怖」、もうひとつは強制的散逸グノーシス、つまり観測行為で誕生したグノーシスに由来する「監視者から強制的に植え付けられた恐怖=強制的散逸」で、これら第一世代の恐怖はそれぞれの子孫に受け継がれる。
散逸の端緒となった恐怖によって、意識波動の波形は変化する。つまり恐怖の記憶が、波形としてグノーシスの意識波動に刻まれる。グノーシスは人間との接触や集合体の形成などで世代を重ねていくが、波形も子世代へと受け継がれるため、すべてのグノーシスは上記ふたつのうちいずれかの恐怖の記憶を持っている。恐怖の遺伝は特性の遺伝であるから、実数領域には自発的散逸由来と強制的散逸由来という、ふたつの特性を持ったグノーシスが存在することになる。
平時に両者を外見で区別することはできないが、意識波動の波形には明確な違いが生じる。第一世代の強制的散逸グノーシスは観測用波動の暴露で誕生するが、このとき観測用波動の一部が、意識波動に波形として刻まれるからだ。つまり観測用波動の部分コピーである。この部分コピーは強制的散逸由来グノーシスが持つ「恐怖の記憶」となって受け継がれるため、強制的散逸由来グノーシスはすべからく観測用波動の一部(の劣化版)を意識波動に含有する。観測用波動は上位領域のエネルギーでもあるから、強制的散逸由来グノーシスは潜在的に上位領域のエネルギー(の劣化版)を内包していることになる。
この特性を応用したのが、ツァラトゥストラとネピリムの歌声装置である。どちらも観測用波動をマーカーとして強制的散逸由来グノーシスを収集し、抽出した上位領域のエネルギーを前者はメルカバー、後者は天の車の推進力としてそれぞれ利用する。
また自発的散逸由来グノーシスは観測用波動と無関係に誕生したため、波動の発信者であるウ・ドゥや伝達経路のゾハルといった、上位領域に結びつく一切と関わりを持たない。つまり彼らはゾハルを目指さないグノーシスなのである(後述)。
自発的散逸由来グノーシス
・ゾハルを目指さない
・ツァラトゥストラや歌声装置に吸収されない
強制的散逸由来グノーシス
・ゾハルを目指す
・ツァラトゥストラや歌声装置に吸収される
下表では自発的散逸に由来するグノーシスを赤字、強制的散逸に由来するグノーシスを青字で表記した。
自発的散逸グノーシス:自発的に散逸した意識
強制的散逸グノーシス:強制的に散逸させられた意識
├ 観測行為で散逸したグノーシス ↑第一世代
└ グノーシスとの接触で散逸したグノーシス ↓第二世代
├ 自発的散逸グノーシスと接触=自発的散逸由来グノーシス
└ 強制的散逸グノーシスと接触=強制的散逸由来グノーシス
├ 観測行為で散逸したグノーシスと接触 ↑第二世代
├ 第二世代以降の自発的散逸由来グノーシスと接触 ↓第三世代以降
└ 第二世代以降の強制的散逸由来グノーシスと接触
※ グノーシス集合体は波形が近似したグノーシス同士の融合によって形成されるため、波形が異なる自発的・強制的散逸由来グノーシス間での融合は起こらない。
グノーシスの探知 40%
グノーシスは散逸する意識そのものなので、集合的無意識に対する強い拒絶の意志のみを持つ意識波動で構成されている。人間のような複雑な感情はなく、拒絶の意志しか持たないため、グノーシスの意識波動は恐怖の記憶を除き、ほぼ共通した波形を持つ。この共通した波形を観測すればグノーシスの所在がわかるが、簡単にできるものではなく、それなりの機器を必要とする。代表的な観測器であるM.O.M.O.がよく「この感じ、グノーシスです」と言っているが、感じとはおそらくこれ(とD.S.S.S.を併用した観測結果)だと思われる。
グノーシスの外観 80%
グノーシスの外見は、グノーシスを知覚した人間の主観や(あの人がグノーシスになってしまった!的な)、散逸する前の人間や物質が有していた特性や経験、記憶などが反映される。たとえば惑星の意識が散逸すると、惑星が巨大なので巨大グノーシスとなる。クジラ型グノーシスは元がクジラだったか、捕鯨調査船の船員だったか、大穴でシーシェパードのメンバーだった可能性がある。